現在武井咲主演で放送中のドラマ『黒革の手帖』。これまで何度かドラマ化されてきて、特に前回2004年に米倉涼子が主演でドラマ化された時は大ヒットとなりました。
テレ朝でキャストが米倉涼子と言えば、今や『ドクターX』のイメージが先行しますが、米倉涼子とテレ朝のタッグが組まれたきっかけとなったのがこの『黒革の手帖』なんですね。
今回は放送中の『黒革の手帖』を見ている人も気になる、米倉涼子が主演を務めた2004年版の『黒革の手帖』の最終回までのネタバレを中心にご紹介します!
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米倉涼子版『黒革の手帖』のあらすじ(最終回直前までのネタバレ)
出典:http://drama-suki.com/
まずは『黒革の手帖』ってどんなお話?と何も知らないという人や、今放送されている方を見ているけれど、その先の展開が気になる!という人の為に米倉涼子版の『黒革の手帖』の最終回までのおおまかなあらすじをネタバレ紹介します!
米倉涼子版『黒革の手帖』の最終回直前までのネタバレを一気読み!
・銀行員から銀座のママへ
大手銀行の窓口で働いていた元子(米倉涼子)は、昼は銀行員。夜は銀座のクラブ『燭台』でホステスをしていた。
自分が勤務している支店の上司が大口の顧客に架空口座に隠し預金を持たせ、脱税を斡旋している事を知り、その顧客情報を【黒革の手帖】に書き移す。
脱税を斡旋していた上司らに黒革の手帖で口封じをさせ、それらの顧客から1億2千万円を横領する。
それを資金に銀座で自分の店『カルネ』をオープンさせる。
・黒革の手帖に乗っている顧客から次々と大金を脅し取る
自分がスカウトしてきた波子(釈由美子)が思わぬトラブルメーカーで、楢林クリニックの院長の楢林(小林稔二)に取り入って『カルネ』の上のフロアに自分の店をオープンさせようとする。
架空口座を持っていた楢林を黒革の手帖を使って波子の店の開店資金を脅し取る。
また、しつこく元子に関係を迫る橋田医科進学ゼミナールの理事長の橋田(柳葉敏郎)が料亭の『梅村』を買った事を知った元子は黒革の手帖で脅し、梅村を自分の名義にする事を約束させる。
・銀座で1番大きなクラブ『ロダン』のママになる
橋田にチラつかせられた銀座で1番大きなクラブ『ロダン』の存在に惹かれた元子は『カルネ』と『梅村』を売って、『ロダン』を買い取った現持ち主である長谷川(津川雅彦)から2億6千万円で買い取る交渉をする。
長谷川に手付金5千万円を支払って『ロダン』のママになりオープンさせた元子は、1ヶ月後に残金を支払う事を約束した。
ただし、期日までに残金を支払えなかった時は8400万円の違約金を支払うという条件がつけられた。
・長谷川が後ろ盾になっている議員、安島との関係
元は衆議院議員の秘書をしていた安島(仲村トオル)は、その議員が病死した後、彼の地盤を引き継いで自分が立候補しろと政界に強い力を持っている長谷川に命じられる。
元子が『燭台』に居た頃から知り合った安島は、お互いに惹かれ合うものがあり1度だけ関係をもつ。それは元子の本心なのか、銀行で犯した罪の口封じのためか…。
2人は惹かれ合っても長谷川に結婚相手をあてがわれた安島とは道ならぬ恋になるため、その後は距離を保っていた。
・罠にかけられた元子 『梅村』を転売できない
波子、村井、楢林、橋田と元子に恨みを持つ者が長谷川と共謀して元子を罠に嵌める計画が企てられる。
橋田は『梅村』の名義を正式に元子へ移す手続きをとったと見せかけ、元の『梅村』の持ち主へ移し直して元子が転売できないようにした。
さらに長谷川の部下が元子の自宅を荒らして、黒革の手帖やその他の脅しに使ってきた脱税の証拠が奪われてしまう。
長谷川に『ロダン』の買い取りの残金2億1千万円の支払い期日の延期を申し入れるが聞き入れて貰えず、残り3日で用意しなければ8,400万円を支払わなければならなくなってしまった。
『黒革の手帖』最終回直前までのあらすじの相違点
以上が最終回までのあらすじでした。
なんと、2004年には珍しく全7話なんです。視聴率も良かったので打ち切りってわけではないですし…。そのいきさつを調べてみたんですけれど、ちょっと詳しい事はわからなかったですね。
現在放送中の『黒革の手帖』とは大筋は一緒ですが、『ルダン』が『ロダン』になっていたり、横領した金額や売買の金額に差があったりと細かな違いは幾つかありました。
橋田から『ロダン』を買ってやると関係を迫られるくだりも今のものとは違った展開でしたね。
あとは要所要所で頼りにしている占い師が登場してきたりと、今の方にはないキャラクターが居たりします。
そんな中でも決定的な違いは『ロダン』の売買の話が浮上する前に安島と元子が1回深い関係になっている所ですね。
オスカーは武井咲に悪女っていう新境地を開拓させたいようですが、クリーンなイメージは守りたいのか今の所(5話まで)1回ハグした位でキスシーンもありません。
いずれにしろ、黒革の手帖とそれぞれの動かぬ証拠を手に入れて脅していくという手口を繰り返して欲しいものを手に入れる、というお話で、最終的に一番ヤバそうな男から銀座で1番のクラブを手に入れらるのか?という所がクライマックスになっています。
米倉涼子版『黒革の手帖』の最終回のネタバレ
出典:http://drama-suki.com/
それでは、そのクライマックス。最も手に入れたいと思った『ロダン』を買い取る計画が頓挫してしまい、黒革の手帖も失った元子はどうやってこのピンチを乗り切るのか?という絶対絶命なところから最終回が始まります。
米倉涼子版『黒革の手帖』の最終回のネタバレを一気読み!
・大ボス・長谷川から関係を迫られる
長谷川は1晩付き合ったら違約金をなしにしてやっても良いと言っていると安島から言われ、断る元子。
すると今度は店のマネージャーに売上金を持ち逃げまでされる。
全ては長谷川の差し金かと訴えに来た元子に、誘いを断る度胸が気に入ったと言う長谷川は『ロダン』どころか銀座のどんな店も買ってやると言われ、再度関係を求められる。
やはり元子は受け入れられなかった。
・波子・橋田の下剋上
長谷川が手を回し『ロダン』のママは波子になる。銀座で商売できなくしてやる!と言っていた波子の願いが叶う事となり、元子は『ロダン』を追い出されてしまう。
さらに長谷川から誘われ橋田は『ロダン』を2億1千万で買い上げた事で『ロダン』のオーナーは橋田になった。
・安島の捨て身の覚悟と揺らぐ元子
全てを捨てて元子と国外へ逃げて暮らそうという安島は、長谷川の闇献金の領収書を持ち出してくる。
完全に安島を信用できない元子が躊躇していると、車につけられた発信機で安島は長谷川に捕まってしまう。
一生長谷川の言いなりになると諦めた安島は、国会議員となる夢を実現させる。
元子は領収書を持って逃げるが、そのさなかに意識を失う。安島との子を妊娠していて、流産してしまうのだった。
・元子の借金がなくなり、5千万円が戻ってくる
元子が持ち去った領収書を長谷川に返す代わりに、元子への違約金は取り消しにし『ロダン』の手付金で支払った5千万円を元子へ返すように交渉する安島。
長谷川から5千万円が振り込みで返され、安島が持ってきた領収書は本物だったと分かった元子は、安島が元子と国外へ逃げる事を本気で考えてくれていた事に心が動いた。
だが…
・手切れ金で2億要求!
安島の議員当選祝賀会に現れた元子に、長谷川と同じような事を言って関係を続けようとする安島。
呆れた元子は巨大な組織票の為に宗教団体の幹部の孫と政略結婚した安島なら払えるはずだと2億円の手切れ金を要求。
・元子『ロダン』を買う…そして
橋田は『ロダン』を売りに出す。元子が2億で『ロダン』を買った。
元子に買われたくなかったが買い手が誰かわからないまま売買が交わされたのであとの祭りになってしまった。
『ロダン』のママになった元子は波子を追い出す。その腹いせに波子は元子がこれまで横領や恐喝を繰り返してきたことを警察に通報して、元子は逃げ出す。
米倉涼子版『黒革の手帖』最終回のまとめ
なんと主人公が捕まりそうになって終わるんですね!
最初の方は黒い金で私腹を肥やしている奴らを、ダークな方法でぎゃふんと言わせていた元子が、銀座で1番の『ロダン』のママになりたいという自分の欲を満たそうとして足元をすくわれてしまった感じですかね。
正義は必ず勝つ!みたいな終わり方ではないので意外な結末ではないでしょうか。
男に負けまいとする女が、結局男に絆されてしまうという『女ってここが弱いのよ』っていう所を書くのが松本清張らしさですよね。
『男ってここが浅はかだよ』って所も書いていますけれども、特にここぞって時に妊娠したり流産したりが松本清張は多いのが気になるところではあります。
因みに原作は逮捕されそう!って所で終わっておらず、かなり違った展開になっています。それを受けて今回もどんな終わり方になるのかわからないという事で、最後まで期待が持てそうですね!
いやしかし、最終回のネタバレを読む限り、展開的に元子と安島は深い関係になっている事がかなり重要なのに、このままハグしただけのクリーンな関係を貫いてていいのかな?と思いますね。
放送中の方ではもう安島は入籍しているので、武井咲に不倫だ妊娠だ流産だとかは流石にさせないような気がします。去年タッキーと随分爽やかな純愛風な不倫ドラマをやっていましたが、そこでも一切脱ぐ事なくキス止まりでしたからね。
この展開には大きな修正がされそうな予感がありますね。過労で倒れる程度になるんでしょうか?