今回は、ひよっこ 総集編の放送日と再放送について書いてみます。朝ドラ「ひよっこ」は、1960年代の高度成長期に、奥茨城の農村から東京に出てきた主人公・みね子の成長記を脚本家・岡田惠和氏が書き下ろしたドラマです。



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連続テレビ小説(朝ドラ)の放送について


出典:https://matome.naver.jp/

 

近年、ドラマ脚本家はNHKでドラマを作りたがっています

人気脚本家の宮藤官九郎氏も「あまちゃん」制作の際に、「今はNHKが一番思い通りに作らせてくれる。視聴率は気にしないでいいし、ふんだんに制作費を使わせてくれる。」というようなことを話していました。

朝ドラは毎日15分の尺でありながら、総合・BSで朝昼晩と放送してくれて、土曜日に一週間のまとめ放送はあるわ、日曜日に20分のダイジェストはあるわ、週末に5分でわかるダイジェストは3度あるわ、それに加えて、総集編を前編・後編にまとめてくれますので朝ドラファンには至れり尽くせりです。

「NHK出演は拘束時間が長くて、その割にギャラが安い」と言われますが、これだけ手厚く放送してくれて、全国区に顔が売れますから俳優さんにとってもうれしいドラマですね。本作出演の佐藤仁美さんは朝ドラ5回目の出演、菅野美穂さんは4回目の出演です。

ちなみに、1960年代の朝ドラは、一年通してのドラマで、朝の本篇(8:15~8:30)と昼の再放送しかなく、もちろんその頃は一般家庭に録画機器もなく、見逃したらおしまい、今ほど視聴者に手厚く放送されてはいませんでした。



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朝ドラ(上半期)放送時間は?


出典:http://www.歴ドラ.com/

 

●NHK総合 本篇 月~土曜日 朝8:00~8:15、再放送 月~土曜日 昼0:45~1:00
●BSプレミアム 本篇 月~土曜日 朝7:30~7:45、再放送 月~土曜日 夜11:30~11:45

●1週間分再放送 BSプレミアム 毎週土曜日 朝9:30~11:00

●ダイジェスト放送 20分 総合 毎週日曜日 朝11:00~11:20

●ダイジェスト放送 5分 総合 毎週土曜日 昼2:50~2:55、総合 毎週日曜日 朝5:45~5:50、総合 毎週日曜日 夕5:55~6:00

●総集編 前編は4月から6月までを前半として7月に放送後編は7月から9月までを後半として10月に放送

ひよっこ 総集編 前編の見どころは?


出典:http://wonderful-today.xyz/

 

前編では1~13週までの物語をまとめています。

4月(第1週から4週)のあらすじは?


出典:http://m.sponichi.co.jp/

 

●第1週~茨城県奥茨城村を舞台に主人公・谷田部みね子とその家族、登場人物の紹介

実家は農家を営むが、家計は苦しく、父・実は東京に出稼ぎ、実の弟で、ビートルズを愛する宗男は、実と正反対の性格ながらみね子と気が合う。

実は稲刈りのための帰省を前に、赤坂の初めて入る洋食店「すずふり亭」に思い切って入り、鈴子のもてなしと省吾の料理に感動。

*すずふり亭のような昔ながらの洋食店は私も大好きです。ドラマで使われていた料理も美味しそう。

●第2週~稲刈りが終わり実は東京の仕事に戻る。時は東京オリンピックを控えた1964年、田舎では聖火リレーをしようと盛り上がり準備を開始。

突然、実が失踪との知らせで、母・美代子は東京へ。手がかりを探しに警察とすずふり亭に立ち寄る。

*美代子の熱意に地元出身の警官・綿引が動く。サスペンス要素も加わりました。

●第3週~みね子が実の失踪を知る。地元青年会を巻き込んでの聖火リレーはみね子、親友の時子・三男も走って成功。程なくして東京オリンピックの開会式。

綿引からの手紙に気付いた妹・ちよこも父の失踪にショック、仕送りが途絶え厳しい中、みね子が父の代わりに東京で仕事をしながら実を探すことを決意。

*東京を敬遠していたみね子が東京に否応なしに行かなくてはならない動機を作り出した、岡田脚本は説得力があって上手いです。

●第4週~正月を待つも実は帰らず、みね子は東京に行く覚悟を固めるが、時すでに遅く、就職口が見つからない。高校の先生の尽力で、やっと親友・時子と同じ工場に勤めることに。

卒業式、奥茨城最後の日を経て、東京・上野駅に到着

*今後もお世話になる寮母・愛子が登場。澄子や豊子らとも顔合わせして乙女たちが次々集合。

5月(第5週から9週)のあらすじは?


出典:http://www.歴ドラ.com/

 

●第5週~乙女寮での初めての食事はカレー。寮での初めての夜と戦場のような朝。工場での作業の初日、ミスばかりで落ち込むみね子。愛子や時子が励ます。

豊子らとの喧嘩や仲直りを経て乙女たちの絆が深まる。初めての週末の過ごし方を考えていると、実を探す警官・綿引がやって来る。

*集団就職は故郷を思い出し辛い中、乙女たちの寮での生活が描かれます。

●第6週~実の働いていた職場とたこ部屋のような寮を訪ねる警官・綿引とみね子。銭湯の帰り道、休日での出来事などを乙女トーク。

実に会った人が見つかる。コーラスの日、美代子に報告。愛子が寂しいみね子を慰める。初任給をもらいすずふり亭でサイドオーダーのビーフコロッケを注文、60円。

*コーラスでは、当時流行ったロシア民謡などを歌います。脚本家・岡田氏は「ちゅらさん」や他のドラマでも印象的な音楽を多用します。

●第7週~寮生の週。澄子が田舎のおばあちゃんを恋しがりいなくなる。時子はオーディションに出るが不合格。米屋に勤めた三男と再会。故郷では母3人組が女子会。実?がちらりと現れる。

*実のような男とみね子がニヤミス。ちらりとワンシーンを挟むところが上手いです。

●第8週~夏はどうする? 水着で海水浴を計画し、水着を買ってはみたが、みね子は贅沢、と申し訳ない思い。海水浴の当日は雨。三男の里帰り。

給料1割カットの発表がある。すずふり亭に顔出し。熱心に実を探してくれた綿引が、実家の都合で故郷へ戻る。お別れ。

*綿引のみね子への思いは成就せず、片思いのままで終わることに。

●第9週~向島電機、倒産。乙女たちはそれぞれ別々の就職口を見つける。最後のコーラス。おとなしい豊子が工場に立てこもる。説得し予定通り機械が持ち出される。第二の就職へ。

*仲良くなった乙女たちが社会に翻弄され散り散りになります。彼女たちの第二の人生がどうなるのか先行き心配でした。

6月(第10週から13週)のあらすじは?


出典:http://www.siesta-tokyo.com/

 

●第10週~みね子は石鹸工場に再就職の予定だったが、澄子に譲り再就職口が無くなる。鈴子の誘いで、先輩・高子の最終面接にも合格し、すずふり亭のホール係に再就職

店の隣のあかね荘に住むことに。大家の富登場。優しい愛子のお年玉で年末故郷に帰省。一泊だけだがのんびりするみね子。

*「セクシーボイス・アンド・ロボ」「Q10」など、木皿泉ドラマ常連の白石加代子さんが富役で登場。インパクトある元赤坂芸者役を怪演。

●第11週~あかね荘住人紹介。ミステリアスな早苗登場。すずふり亭お仕事初日、初めてホールに立つ。

ランチと夕食を給仕、へとへとに疲れる。のちに初めてお皿を割る。落ち込むみね子に、すずふり亭マスター・省吾が長セリフ。週末の休日にあかね荘住人たちと交流。

*あかね荘の個性的な住人が紹介されます。第二の職場勤務の滑り出し。有村架純さんのポニーテールは最強です。

●第12週~2カ月経過、あかね荘住人と食事をシェア。漫画家の片方が帰ってくる。みね子は島谷といい感じに。娘の由香にお金を渡す省吾、30分後には鈴子から。由香の過去話をする。
*省吾と鈴子、由香の過去が描かれます。そこにみね子が絡むことに。

●第13週~実の事件の詳細が伝えられる。強盗に殴られ記憶喪失になったらしい。ビートルズが日本にやって来る。自由がやってきた感じ。職場の昼休み、ビートルズで盛り上がる。

みね子は歯磨き粉を大量に購入し、宗男のために武道館チケットの抽選に応募するも、チケットははずれ。田舎からじっとしていられない宗男がやって来る。宗男とあかね荘住人達との交流。

*さすが、岡田脚本、かつてのビートルズの来日の日にち(6月29日)にネタを合わせてきました。そういう細かい配慮がファンにはうれしい。4月27日放送分ではその日のポールの来日公演に合わせてのビートルズネタもありましたっけ。

・第14週からは総集編 後編に。

さて、ひよっこ 総集編 後編の放送日は?


出典:https://www.pinterest.jp/

 

ひよっこについては、総集編 前編はNHK総合で、2017年7月8日(土)午後4時30分から放送(1時間30分)、その再放送はBSプレミアムで2017年7月23日(日)夜10時50分から放送されました。

後編は10月の放送日のため、9月中には日にちが発表されるはずです。前編の例ではNHK総合で本放送、その後、BSプレミアムで再放送がありそう。発表次第、連絡しますのでお楽しみにしていてください。

最後までお読み頂きありがとうございました。



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