10月のスタートが迫ってきているドラマ『監獄のお姫様』ですが、原作となっている小説や漫画はあるのでしょうか?気になる話のあらすじやネタバレを調べてみました!
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監獄のお姫様の原作情報
出典:https://twitter.com/
まだ放送開始まで時間があるからか、公式サイトもまだ簡易的なもので準備中となっている感じです。それでも現時点で明らかになっている情報から監獄のお姫様には元となる話があるのかを中心にまとめてみます!
『監獄のお姫様』は宮藤官九郎のオリジナル!
そうです。『監獄のお姫様』は脚本家のクドカンのオリジナル作品です!
今回の脚本がクドカンであることから、小説や漫画などの原作はなくクドカンの完全なオリジナル作品である事は安易に予想がついていたかもしれません。
クドカンと言えば独特な感性で描かれるオリジナルストーリーというイメージがありますよね。
しかし、クドカンがいつもいつも自分のオリジナル作品を書くってワケでもないんです。
『池袋ウエストゲートパーク』は石田衣良原作。窪塚洋介と柴咲コウが主演した映画の『GO』は金城一紀の原作でしたし(金城一紀は10月スタートのドラマの「奥様は、取り扱い注意」を書いていますし、小栗旬主演の『BORDER』もスペシャルでスピンオフドラマからシーズン2がやりますね)
二宮和也のドラマ代表作になった『流星の絆』も東野圭吾原作の小説でした。(こちらは原作の方がメジャーなので脚本がクドカンだった事の方が意外かもしれないですね)
その他にも『カムイ外伝』や2014年の方の『土竜の唄』も原作があってからクドカンが脚本を書いています。
ただドラマはここ何年もクドカンのオリジナル作品が続いていますので、今回が完全クドカンオリジナルストーリーであることに驚きはありませんよね。
クドカン原作のオリジナルストーリーのドラマ作品一覧
ではクドカンが原作からオリジナルで書いていたドラマがどれくらいあるのか時系列で振り返ってみます。
・木更津キャッツアイ:2002年(TBS)
・ぼくの魔法使い:2003年(日テレ)
・マンハッタンラブストーリー:2003年(TBS)
・タイガー&ドラゴン:2005年(TBS)
・吾輩は主婦である:2006年(TBS)
・未来講師めぐる:2008年(テレ朝)
・うぬぼれ刑事:2010年(TBS)
・11人もいる!:2011年(テレ朝)
・あまちゃん:2013年(NHK)
・ごめんね青春!:2014年(TBS)
・ゆとりですがなにか:2016年(日テレ)
・監獄のお姫さま:2017年(TBS)
こうして見るとTBSのドラマが多いですね。そして民放制覇していなかった事も意外でした。テレ東とか『勇者ヨシヒコ』シリーズのユルさとか雰囲気あっている様な気がしますけどね。
私は高校生の頃に『IWGP』と『木更津キャッツアイ』とドハマりしていたんですが、最寄のTSUTAYAでもこの2作は定期的に借りられているのを見て未だに高い人気がある事を感じますね。
『11人もいる!』はなぜ23時っていう遅い枠でやったのか謎なんですけど、すごくほのぼのした子沢山家族のホームドラマでした。ビッグダディをギリギリ抗議を受けないラインでオマージュしてて笑えましたし、一家を支える長男役の神木隆之介の初体験シーンのロケット発射の描写なんて爆笑だったんですけど、視聴率がイマイチ伸びなかったんですよね。
『ごめんね青春!』も『ゆとりですがなにか』も視聴率イマイチで。それが本当に納得いっていません。自分の周りでは面白くて見てる!って人が多かったんですけどね。
あらすじをネタバレ紹介!
監獄のお姫様の公式サイトにあらすじが掲載されていたのでご紹介します!ちょっとしたネタバレもありますので知りたくない人は気をつけて下さいね!
物語は、5人の女がある大企業のイケメン社長を誘拐するところから始まる。
当初、何が目的なのか、5人はどういう関係なのか、すべてが謎に包まれたまま…。
しかし、次第に明らかになる社長の過去。彼は愛人を殺した殺人犯だった。社長誘拐計画は、その殺人の真相を暴き、まだ刑務所にいる前社長の娘の冤罪を晴らすためのものだった。
しかし復讐は彼女たちが計画した通りに進まない。さまざまなハプニングが起こり、そのたびにパニックに陥る5人の女。それでも、それぞれの得意分野を活かして、なんとか軌道修正を図っていくが…。
時はその6年前、一人の女が新しく出来た女子刑務所に入所してきた日に戻る。彼女の名前は、馬場カヨ(小泉今日子)。罪状は、不貞を働いた夫を刺した殺人未遂だ。
カヨが生まれて初めて経験する女子刑務所。
そこは後悔、嫉妬、羨望、罪悪感…さまざまな思惑が交錯する場所だった。
そこで彼女が出会う、一筋縄ではいかない女たち。
足立明美(森下愛子)は違法薬物不法所持。
勝田千夏(菅野美穂)は所得隠しと巨額の脱税。千夏は刑務所のリーダー的存在だ。
大門洋子(坂井真紀)は詐欺と横領。
そして江戸川しのぶ(夏帆)。しのぶの罪状は殺人だったが…。
5人は、それぞれにイタイ女だが、可愛くて可哀想なところもあった。
そんな彼女たちを見守る厳格な刑務官にして教官、若井ふたば(満島ひかり)。
罪を憎んで生きてきたふたばは、このイタイ女たちを立ち直らせるべく、厳しくさまざまな教育を施す。
しかし5人と接しているうちに、冷たく閉ざされたふたばの心がだんだんと開かれ、人としてはダメだが魅力的な彼女たちに気持ちを奪われていく…。
当初は、周りに馴染めずにいたカヨだが、リーダー的存在の千夏との関わりから、だんだんと仲間意識が芽生えていく。
そして誰とも交わらず、常に1人で行動しているしのぶの実情を知る。
実は、しのぶは冤罪で服役しているというのだ。
冤罪なんて許せない…カヨは、出所後4人で集まって、しのぶの冤罪を晴らす復讐計画を立てる。そしてふたばもその計画に加わることに!
6人の女たちが送る、“おばちゃん犯罪エンターテインメント”!! 果たして、女たちのリベンジ計画はうまくいくのか?
出典:http://www.tbs.co.jp/pripri-TBS/
極妻な森下愛子とか、リーダー的な存在の菅野美穂とか、詐欺師の嘘つきな坂井真紀とか、厳格な満島ひかりとか。既にカオスな感じしかしませんよね。1話が楽しみですね!
監獄のお姫様の時間枠
出典:https://www.cinra.net/
さて、監獄のお姫様がどんなお話なのか今わかるところまでネタバレしたところで、ドラマの視聴率を左右する監獄のお姫様が放送される時間枠についての解説をします!
ドラマの時間枠は、だいたいドラマの傾向が見えてきますよね。
『ゲツク』というフレーズで親しまれてきたフジテレビの月曜9時はラブストーリーのドラマ、日テレの土曜9時はややコミカルなドラマ、テレ朝の23時はコミカルかつお色気なドラマ。などなど。
時間枠の傾向で、好きな人は見続けてしまったりしますね。
でも時々同じ時間枠なのにガラっとイメージの違うドラマの予告がきて「え?次こんな感じのドラマなの?」って戸惑う事もありますよね。この枠でこういうドラマは求めてないんだけどな!って事ありませんか?
TBSの火曜10時
『監獄のお姫様』が放送されるのはTBSの火曜10時の時間枠です。この枠は今は『カンナさーん!』が放送されています。
ちょっと前までは9時ではなく10時なので、そこまでファミリー目線の意識をしなくて良いのでちょっとバイオレンスなシーンだったりお色気なシーンだったり、社会的な問題に突っ込んだ内容を扱う事もありました。
この頃は『せいせいするほど、愛してる』や『あなたのことはそれほど』などの不倫ドラマはやるものの、ベットシーンは皆無と言っていいくらい脱がない。ずいぶんクリーンな感じになりました。
同じTBSで金曜にも10時のドラマ枠がありますが、こちらの方が『砂の塔』や『家族狩り』など攻めた内容のドラマがやっていますし、比較的シリアスな内容のものが多い印象があります。
火曜10時は『逃げ恥』が当たった枠なので、幅広い層が見ているという事で、それも仕方ないかもしれませんが、守りに入った不倫ドラマなんて中途半端な感じがしますよね。
火曜日で1週間が始まったばかりのタイミングからシリアスなドラマで沈みたくないとか、ほのぼのしたいとか、キュンキュンしたいとか。重たすぎないドラマにニーズがあるのでしょうか。
個人的には『マザーゲーム』や『カルテット』などシリアスで攻めたものや、前のめりで集中して観る見応えのあるものが好きですし、コミカルなドラマなら質の高い笑い要素じゃないと面白くないんですよね。
クドカンはやっぱり笑いの作り方が上手いですよね!思わずクスっと笑わせてくれると期待しています。むしろ笑えると確信しているくらいの信頼がありますね!
コミカルなシーンの盛り上がりに絶妙なタイミングで心に響くセリフを入れてくるクドカンワールドの虜と言っても過言ではないかもしれません。
クドカンと満島ひかりは『カルテット』で共演!
クドカンが凄いなと思うのは、脚本を書く、監督をするだけじゃなく演じる側も出来るところです。(あと歌を歌っていたり似顔絵が描けたりとにかく多才です)
今回クドカンから直々にオファーされていた満島ひかりとも『カルテット』で共演していました。ナヨナヨしていて、つい、何も言わずに妻から逃げてしまうという冴えないオッサンの役をやっていたんですが、なんとも味のある芝居でした。
出典:http://doramatomedotcom.com/
クドカンがドラマ出演することは稀ですが、近年では他にも2014年の『BORDER』の5話で酔ってコケて死ぬっていう究極に残念な旦那役を演じていました。
最後は家族に自分の愛を伝えるというちょっと映画の『ゴースト』っぽい演出があって泣けました。是非見て欲しいです。
出典:https://matome.naver.jp
今回は役者としての出演はないかと思いますが、多才なクドカンの感性が光る独特なセリフの横行と、笑いの中にズバッと心に刺さる名言が出て来くる事に期待して下さい!